こんにちは、広報Aです。

夏といえばおばけが出やすいシーズン!  蚊みたいに殺虫剤とかでうやむやに退治できるといいのですが、多分どうにもならないので、わたしはもしおばけ的なものに遭遇する機会があったら何でもいいからすぐさま意識を失い、明るくなった頃にすべてを忘れて目覚めたいと思っています。

怖いという気持ちは痛いという感覚と同じで、自分の命を守るための感覚のはずなんですけど、一方で積極的に感じにいくパターンもありますよね。ジェットコースターとかおばけやしきとか、安全だという前提はありつつも、刺激に対して危険を感じてドキドキハラハラする。そういう身体の反応をスリルとして味わいたいというパターン。あとは、別の欲求が恐怖を抑えて、あえて危険なところに足を踏み入れていってしまうというパターンもあると思います。

今回のわたしの場合は、その欲求というのは知りたいという好奇心です。恐怖とかは特に抑えられなくてグンバツに怖かったですけどね。読みながら「南無三!」てすごい何回も思いましたし、多分今日のお風呂は髪洗ってるときにチラチラ後ろを見ますし、深夜のトイレはガマンします。

そんなわけで……………………6月15日(月)、「フェノメノ 陸 美鶴木夜石は微笑まない」が発売になりました。

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この6冊目で、なんと「フェノメノ」シリーズ堂々の完結です。
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ニトロプラスライターの“一肇”がかいていて、ニトロプラスでも無料ビジュアルノベル化したりしてるのをいいことに読み始めた「フェノメノ」。わたしのお風呂やトイレタイムを幾度となく脅かしてきた書籍です。もう勘弁して……と思いながら仕事中に熟読した日々を懐かしく思い出します。

最後の表紙、帯を外したバージョンはこちら。
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微笑んでるじゃん~~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆と思って表紙裏を見るじゃないですか。
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………………最初は気づかなかったんですけど、気づいたらもう、読まないほうがいいんじゃないかなって予感がしました。

でも冒頭で述べたように、やっぱり知りたいという欲求には勝てず、とりあえずトイレを済ませてから読み始めました。

まあ……とりあえずトイレ行っておいてよかったなって思いましたよね。裏を見た予感もなんなく的中しまして、普段「コレまだ食べられるかな……?」ってにおいかいだりして危機察知能力を高めているかいがあったな~って感じでした。まあ今回は危険を避けてないから意味ないんですけどね。ナギ君とか、夜石ちゃんとかクリシュナさんが大変な目に遭っているのに、もうわたしなんかは「南無三!」と唱えるだけで無力な存在でした。

でも怖いだけかというと、やっぱり違うんですよね。悲しいし、切ないし、嬉しいし、でもやっぱり怖いし。読んでる間はものすごい先が知りたかったんですが、終わってしまうとなんでこんなに早く読んだんだろう……という気持ちになって切なかったです。まだ読んでない方がうらやましい……。

とにかく、無力なわたしにできるアドバイスといえば、お風呂(特に髪を洗うの)とトイレは済ませてから読んだほうがいいですよってことです。よい読書タイムをお過ごしください! 

あと最終巻発売記念で、今日(16日)これから(21時半くらいから)“一肇”ツイッターで怪談をやるそうです。  トイレいってくる