ニュージェネ事件のこと 第6回
ニュージェネ第4の事件、通称“ヴァンパイ屋”についてまとめてみます。
ほぼ10日前後で発生し続けている『ニュージェネレーションの狂気』。
この第4の事件が起きた段階でマスコミ各社はすべての事件をセンセーショナルに書き立て始め、ニュース番組ですら『ニュージェネ』という言葉を用い始めるようになります。
騒ぎが大きくなればなるほど、報道はゴシップ記事のような根も葉もない憶測と好奇の目によって語られ、もはやそれは無関係の人々にとっては「お祭り」のような状況となっていきました。
■第4の事件“ヴァンパイ屋”
※発生――10月10日
※場所――井乃頭線渋谷駅構内のトイレ
※被害者――(1名)
身元不明
※概要――10月10日午前7時頃、渋谷駅の井乃頭線構内にある男子トイレ個室から、他殺死体が発見されました。その被害者の遺体は血液がすべて抜かれて全身が緑色に変色し、ミイラのような状態となっていました。被害者の身元はいまだ不明。なお男性から抜き取られた大量の血液については、現場ではほとんど発見されなかったことから、何者かが被害者の血液を人為的にすべて抜き取った後、現場に遺体を遺棄したと見られています。
この事件がこれほどセンセーショナルに騒がれたのは、必然だったのかもしれません。
ニュージェネ事件は、ここに来て一気に、劇場型犯罪の傾向を強めてきたからです。
このヴァンパイ屋事件の犯人は、3つの異常な行動を起こしています。
1:インターネットオークション『vampiYA』
犯行当日である10月10日の午前5時11分、インターネットのオークションに遺体の写真が出品されていました。
これは遺体発見の15分ほど前であり、インターネット上では警察発表前から大騒ぎになりました。
出品者の名前は『vampiYA』。他に出品履歴や入札履歴はなく、この遺体写真を出品するためだけに作られた、いわゆる「捨てID」だと言われています。
この出品者名から、第4の事件が『ヴァンパイ屋』とネーミングされたのです。
設定された初期入札額は40000円。
“商品”は犯人自らが撮影したと思われる、遺体の写真。
まるで自らの犯行を芸術だと言わんばかりのこの行為には、戦慄を禁じ得ません。
2:謎のポケットティッシュ
インターネットオークションに出品された遺体写真。
出品者『vampiYA』がつけた、いわゆる“見出し”は、以下のようなものでした。
「B型の血液が不足しています!」
そして奇妙な偶然として、事件前日の9日、渋谷駅前で配られていたポケットティッシュに、それとまったく同じ文章がプリントされた紙が挟まれていたのです。
そのポケットティッシュには、赤い背景に白文字で、献血を呼びかける文章が印刷されていました。
けれど献血事業を管轄する厚労省は、10月中に渋谷でそのような宣伝・広報活動を行った事実は一切ないと否定しています。
では、いったい誰がそのポケットティッシュの文章をプリントし、何人ものアルバイトを雇ってそれを配らせたのでしょうか?
いずれにせよ事件となんらかの関連があることは間違いありません。
3:「その目だれの目?」という不自然なメッセージ
「その目だれの目?」とは、犯行現場のトイレの壁に、被害者の血で描かれた文字のことです。
当初の報道において、これは被害者のダイイングメッセージではないかという憶測が流れましたが、警察はこれを否定しています。
実際、被害者がこの字を残すことが不可能なのは明白です。
現場から被害者の血がほとんど(すなわち文字を描くための血以外は)発見されなかった以上、殺害現場は別の場所ということになります。
遺体は全身が緑色に変色していました。そこまで周到に(偏執的に)血を抜き取るためには、おそらくかなり大がかりな専用器具も必要ですし、時間もかかると思われるため、あの狭いトイレ内で被害者を殺害するのは難しいです。
つまり被害者はあのトイレに運ばれた時点で、すでに死亡していました。
メッセージなど、描けるはずがないのです。
この3つの異常な行動は、文字通り猟奇的で、犯人の心の闇を垣間見ることができます。
そして後日、これまでまったく関連性を見出すことができなかった『ニュージェネ』一連の事件において、初めてその関連性が発見されることになるのです。
2009 年 1 月 27 日 5:16 PM
犯人の目的がわかりませんね。
被害者の共通点とかありませんか?
2009 年 2 月 18 日 6:28 PM
ここまで事件が拡大してしまうと
もはやただ事ではないでしょう
こんなにも事件が連続して起こっているのに
犯人の有力な情報が見つかっていないのも不思議です
犯人は単独犯ではなく、複数犯という可能性もありますし・・・。
どっちにしろ、この一連の事件は不可解な点も多いのもまた事実
この一連の事件には何か裏があるような気がしてなりません。